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リーダーとなるお母さんたちへトレーニングを行いました。

ミンゴニン!(現地語でHow are you?) 栄養士の上田です!

活動地のユンベに来て約3週間が経ち、現地のあいさつ「ミンゴニン!」にも「マムケ〜(元気!)」となんなりと答えられるようになりました。ユンベの人々は知らない人でもこの挨拶を交わしています。


さて、私たちのプロジェクトでは「ポジティブデビアンス」という方法で、育児行動のお手本となるお母さんを見つけ出し(リードマザー)、リードマザーを中心に栄養不良の子どもを持つ母親グループを作り、子どもの栄養改善に取り組んでいます。

今週は、それぞれの村から選ばれたリードマザーへ栄養・育児行動に関するトレーニングを行いました。雨季ですが、清々しい青空でした。

プロジェクトチームの栄養士、ファイザが熱意あふれる講義を行いました。「栄養って何?」「栄養不良って何?」という問いかけから始まり、母乳、離乳食、育児のことや、これから始まる離乳食教室について話をしました。お母さんたちも熱心な様子で、「栄養は健康に食べること…?」「栄養不良は食べ物が足りていないこと…?」などと答えてくれました。

3つの食品群分けゲームを行い、離乳食に欠かせない栄養素である炭水化物、たんぱく質、ビタミン・ミネラルについて、丁寧に確認を行いました。主食の種類が豊富なウガンダではどうしても主食(炭水化物)中心の食事になりやすい傾向があります。そうならないようにたんぱく質やビタミン・ミネラルを多く含む食材を知ってもらうことは非常に重要です。

戸惑いながらも、3つの食品群の表を完成させました。



トレーニング後、リードマザーからは、「栄養を勉強するのは初めてだけど楽しかった」「まだまだ聞きたいことがたくさんある」「栄養不良の子を見つけ出すのが大変だと思う」

などの感想がありました。


これから始まる離乳食教室をリードマザーが順調に進められるよう、地域のヘルスボランティアとともにサポートしていきたいと思います。


今回のトレーニングでのウガンダならではの気づきは…

  • 言語

ウガンダの公用語は英語とスワヒリ語。でも50以上の現地語があります。ウガンダ人でも理解できない現地語がたくさんあるため、異なる出身地の人と話す時は英語、同じ出身地の人と話す時は現地語、と使い分けています。私が住んでいるユンベは田舎ですが、マーケットやローカルレストランでも英語は通じるので、「現地語がわからない…」と困ったことはまだありません。

今回、トレーニングの最初にどの言語で実施するか確認しました。中には英語が話せない人もいたり、逆に現地語が話せない人もいたり、、、ということで、英語&現地語(Kakuwa)で実施しました。


  • 停電

今後の離乳食教室で使う、育児行動の「6つのキーメッセージ」について教材を作りました。カラープリントしてラミネートをしたシンプルなもの。印刷屋さんへ行くと「簡単だから1日で終わるよ」と言われ次の日に取りに行くと、「ほぼ1日停電していたからまだだよ」と。最近雨が増えてきたユンベでは、停電が多くなってきています。電気通ってたらラッキーくらいに思って早めの行動が大事ですね!晴れている日は長時間の停電は少ないのですが…!


  • 食事

この日のランチは、会場の近くにあるローカルレストランでした。チキンシチュー+野菜の炒め煮(ドド)+ごはん+キャッサバの粉を練ったもの(インヤサ)で、ポピュラーな食べ物です。ウガンダの人にとってシチューにはインヤサやとうもろこしの粉をねったもの(ポショ)と食べるのが一般的なようです。最初「シチューとごはんだけで!」と言ったらとっても驚かれました。

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