特定非営利活動法人
栄養不良対策行動ネットワーク
2024年4月26日に、地球環境パートナーシッププラザにおいてワークショップ「国際栄養の現状と課題(第8回」(栄養改西ナイル栄養改善生計向上(NILE)プロジェクト報告と調査手法)がおこなわれました。オンラインでのハイブリッド開催で、世界各国から参加者が集まりました。本ワークショップのブログはこちら
ワークショップ「国際栄養の現状と課題」(第10回)
西ナイル栄養改善生計向上(NILE)プロジェクト報告と調査手法
日時:2024年4月26日(金) 午後2時15分~5時00分
会場:地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)
参加者:NGO、国際機関などで栄養対策に関わったことがあるか、将来関わりたいと思っている方(36名)
参加費:無料
研修目的:
第一部:プロジェクト活動報告と栄養調査手法
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西ナイル栄養改善生計向上(NILE)プロジェクトの内容と進捗状況を紹介する。
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プロジェクトのベースライン調査の方法、結果、調査に基づく乳幼児補完食の行動変容を考察する。
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無料オンラインツール(Kobo ToolboxとQGIS)を活用した調査手法を紹介する
第二部:現地派遣スタッフからの経験談
栄養改善の現場体験から、NGOや国際機関で保健・栄養活動に携わるうえでの心構えを考える。
プログラム:
14:00 - 14:15 受付
14:15 - 15:15 第一部 NILEプロジェクト活動紹介、ベースライン調査結果と行動変容計画
15:15 - 15:30 質疑応答
15:30 - 16:00 Kobo Toolbox とQGISによる演習
16:00 - 17:00 第二部 現地派遣スタッフからの経験談
内容紹介:
NAMは、北部ウガンダ西ナイル地区アジュマニの難民居住区とその収容コミュニティで母子・思春期女性の栄養改善を目的としたプロジェクトを開始しました。セミナーの第一部では、プロジェクトやベースライン調査手法の紹介と、栄養調査の結果をどのように行動変容に生かすかに焦点を当てた発表を行いました。また、アフリカや多くの国・地域で信頼できる世帯数データがないことが無作為抽出調査を難しくしていますが、ネットアクセスのない環境でもできる無料ツールでの世帯データ収集と地図上で世帯の位置を視覚化する簡単な方法も一部紹介しました。第二部は、これからNGOや国際機関で栄養改善に関わりたいと思っている人を対象に、現地長期派遣しているスタッフから体験談を話しました。