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​アフガニスタンにおけるユニセフ栄養プロジェクト評価

NAMは、ユニセフからの委託を受け、アフガニスタンにおける「コミュニティベース栄養 パッケージ(Community-based Nutrition Package:CBNP)」事業のプロセス評価を行いました。アフガニスタンの5歳未満児の栄養不良率はアジアで最も高く、全国栄養調査(2013年)によると発育阻害率は41%でした。これらの子どもたちは身体的、精神的、社会的発達が損なわれています。栄養不良の主要な要因は、不適切な乳幼児 摂食習慣(IYCF)と育児ケアで、その背景には社会的および文化的信念や規範、食糧不足や貧困、不十分な保健サービスなどがあります。これらが不十分な栄養摂取と下痢などの病気をもたらし、食欲不振と吸収の低下に繋がっています。 こうした栄養不良の対策としての実用的で包括的な最小サービスパッケージであるCBNPは、保健施設でのサービスに付随するコミュニティでの効果の大きいコミュニティベースの栄養サービス(成長モニタリング、調理デモンストレーション、カウンセリング、MUACスクリーニング、など)を行うもので、2017年11月に始まり継続中です。
プロセス評価は、 2つの州(LaghmanとBalkh)で行われ、プログラムが計画やデザイン通りに実施されたかどうか(忠実度:Fidelty)やサービスが予定される裨益者に届いたかどうか(Coverage)などに関する情報を収集することにより、実施上のギャップや障壁、さらにそれらを軽減する方策を特定することを目的としました。最終的に アフガニスタン保健省(MoPH)、ユニセフ、FHI360 / IHSANが、地域に根ざした栄養を含む、アフガニスタンの保健セクターにおける証拠に基づくプログラミングや意思決定 に貢献するものです。
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