top of page

特定非営利活動法人
栄養不良対策行動ネットワーク
プロジェクト実施
ウガンダ栄養事業
(2022年度)
本事業は2022年3月~2023年2月に、西ナイル地区のビディビディ難民居住区および収容コミュニティで事業を実施しました。
NAMがウガンダ北部の難民キャンプにおいて計画していた栄養改善事業に対し、国際協力システム(JICS)の助成を受けて実施することができました。ウガンダは長い国内紛争、周辺国からの難民流入、気候変動などの影響で貧困に苦しんでいます。現在140万人いるとされる難民の大部分は南スーダンから流入しウガンダ北部の難民キャンプに収容されています。難民の半分以上は子どもであり、長い避難生活のために栄養状態が悪くなっています。難民キャンプの受入地(ホストコミュニティ)自体も長い内戦や気候不順の影響で、人口の6割が貧困に苦しんでいるおり、子どもの栄養不良が顕著な問題となっています。

栄養・育児行動に関するベースライン調査を実施し、難民キャンプ内での対象村を決定しました。その後、地域の人材で継続的なサポートができるようにPTやヘルスボランティアに栄養・育児研修を実施。ポジティブデヴィアンス(PD)を用いて地域に実行されている有効な母親の育児行動を特定し、これを活用した行動変容と栄養回復活動を行いました。ヘルスボランティアと母親リーダーは栄養不良の子をもつ近所の母親をグループ化し、地域で利用可能な習慣や食材を利用した調理実習や栄養・育児教室などの栄養回復活動を実施し、フォローアップとして母親リーダーとヘルスボランティアによる栄養不良児をもつ家庭の訪問、母親グループでのミーティングを行いました。
bottom of page