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適切な治療・予防の介入を実施することで、女性や子どもたちを栄養不良から守ることが可能になることもわかっています。

 

ただ単に食糧を提供するだけでは本当に低栄養を持続的に軽減することはできません。栄養不良のタイプによってその要因は様々であり、科学的に実証された適正な方法で支援対策を組み立て、実践をすることが必要です。

母子の栄養不良問題を解決するには、直接栄養介入と多セクター連携による予防活動を複合的に実施し広域拡大することが必要です。

 

栄養直接介入とは?

 

ランセット誌で示された効果が実証された栄養直接介入は、低栄養の直接原因に対処す​る13の介入(母乳育児、離乳食育児、手洗い、ビタミンA、治療亜鉛、複合微量栄養素、駆虫剤、鉄・葉酸投与、穀物の鉄強化、ヨウド塩、MAM予防・回復、SAM治療など)です。

 

栄養間接介入とは?

 

こうした直接介入だけでなく、低収入、農業生産、水の供給、ジェンダー差別などの根本的で長期的な要因への対策として、多セクター連携による介入(栄養間接介入)が必要です。栄養間接介入には、食糧の多様性確保のための家庭菜園、条件付現金給付、改良かまど普及、養鶏など家畜飼育、収入向上プログラム、微量栄養素強化品種改良、Food for Workプログラム、など)様々な取り組みが進んでいるが、その効果はまだ十分に実証されていない。こうした間接介入が栄養改善効果をもたらすためには、事業が栄養改善の指標を含むことが重要になります。そして最終的には、こうした対策のためには政策の一貫性、多セクター間の連携が必要です。

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