2020年から毎年実施している、帝京大学大学院公衆保健学研究科での「ポジティブ・デビアンス(ポジ・デビ)を探そう。解決策は隠れている ー いつもと違うレンズで地域保健問題を考えてみよう」の3回目を2022年6月28日、行いました。

ポジ・デビ手法とは、解決不可能に思われる課題に対して、成功した例外に焦点を合わせて問題解決につなげる質的手法で、統計学的には例外的な値である外れ値に注目し、なぜ例外的な値は生じたのかを探ることにより、その成功要因をコミュニティ内で共有することで成果に繋げる問題解決アプローチです。帝京SPHの「地域保健学」では2000年度から同手法に関する講義を非常勤講師として実施しており、今年度の講義を終了しました。講義ではポジデビの定義と手順や事例について学び、グループ演習を行いました、 

 

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また、前回の講義のフォローアップ研修も行いました。これは「ポジデビの実践」として、手順をより深く学ぶために事例に基づく演習で、具体的には、解決すべき問題の特定、指標の設定とデータの特定、ポジデビ個人・グループの決定、対象個人・グループの中で珍しく成功した行動・方法の特定、調査デザイン等になります。同研修の対象は、これまでに「地域保健学」を通じてポジ・デビを学んだことがある学生(卒業生含む)で、学生のイニシアティブで企画・実施されるものです。次回は、2022年9月上旬に2日間(2時間 X 2日)帝京大板橋キャンパスにおいて実施する予定です