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NILEプロジェクト 家庭菜園の種子配布と育苗のトレーニングしました

ウガンダ北部西ナイル州にあるアジュマニ難民居住区とホストコミュニティで子どもの栄養状態と生計を改善する「西ナイル栄養生計改善(NILE)プロジェクト」を実施しています。

子どもの栄養改善には栄養素のバランスがとれた乳幼児補完食が欠かせません。これまでケアグループ活動で母親は食材グループやバランスダイエットの重要性を学んできましたが、栄養素が豊富な野菜や作物が手に入りにくい環境が行動を変える阻害要因になっていました。そこで、各家庭で小さな菜園をつくり地域で手軽に栽培できてビタミンを多く含む野菜(緑色葉野菜、ナス、トマト、など)を植える活動を始めました。降雨量がとても少ない西ナイルでまとまった雨が降る3~5月は絶好の機会です。


配布した種子
配布した種子


配布の様子
配布の様子

トウモロコシやソルガムなど直播するだけの簡単な栽培法に普段慣れ親しんでいる女性たちにとって、野菜栽培はやや勝手が違います。種を無駄にしないで野菜栽培するためには、簡単な育苗の方法を教えることが必要です。種子の配布をうけたケア・グループのボランティアは、苗床の作り方や、灌水、移植の研修を興味深々聞き入っていました。



耕作できる土地が少ない難民居住区では、母親グループのメンバーと相談して一番いい場所に苗をつくることにしました。病虫害対策としては、Neem(せんだん)から作った有機農薬(体に害のないもの)も準備しています。



これから苗を育て、メンバーに分配していきます。収穫される野菜は家庭で消費されるほか、一部余ったものは売って収入にすることで、同時進行しているグループ預金を活発化することも期待されています。


 
 
 

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