NAMはウガンダ北部西ナイル州にあるアジュマニ難民居住区で子どもの栄養状態と生計を改善する「西ナイル栄養生計改善(NILE)プロジェクト」を実施しています。
コミュニティリーダーに対して「母子栄養オリエンテーション」を実施しました。
コミュニティリーダーは地域住民に対して何かしらの影響力を持っている、いわゆるインフルエンサーです。この中にはParish chiefと呼ばれる地域全体の管理を任される公務員や、ブロックごとのリーダーといった分かりやすいものから宗教的な指導者、文化的な指導者まで様々なジャンルのリーダーがいます。
今回は108人のコミュニティリーダーがこのオリエンテーションに参加し、母子栄養に悪影響を及ぼす文化的・宗教的習慣を学びました。これにより、コミュニティリーダーが栄養改善に必要な行動に関する知識を各コミュニティの住民に広げることが期待できます。
オリエンテーションでは子どもの健やかな発育のためには完全母乳育児や様々な種類の食べ物を食べる必要性(食事多様性:次の8つの食品群のうち、1日で少なくとも5つの食品群の摂取が必要だとされています。①母乳 ②穀類、根菜類、塊茎 ③豆類、ナッツ類、種子類 ④乳製品⑤肉類 ⑥卵 ⑦ビタミンAの豊富な果物や野菜 ⑧その他の果物、野菜)
こうして栄養不良とプロジェクト活動への理解を深めた後、コミュニティでの母子栄養行動習慣について議論し、コミュニティリーダーとして貢献できることを発表してくれました。
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