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NAM

大学院生インターンによるウガンダ研究レポート②~食のタブー編~

こんにちは!

大学院生インターンの西田です!

NAMでウガンダアジュマニ地区における難民の人々の【食に関する知識】と【食のタブー】を研究させていただきました。


前回の【食に関する知識】に引き続き、第二弾【難民の人々の食のタブー研究】をご紹介します。


まず,皆さん食のタブーって知っていますか?

食のタブーとは,宗教や文化上の理由により,特定の食材を,食べてはいけないものとすることです。食のタブーには,宗教上の理由によるものが有名ですが(イスラム教は豚肉が禁止など),文化的理由による食のタブーも世界の各地で存在しています。

例えば、インドの田舎の地域では、健康のために必要な“お肉”が,妊婦さんにとっての食のタブーとなっていたりします。もしも、ウガンダの難民地域でも、そういった食のタブーが存在しているとしたら…?せっかく国際機関が食事援助をしても、食のタブーとして難民たちが食べてくれなければ,援助の意味がありません。


そこで,今回は,難民の人々の食のタブーについて調査をしてきました。

※今回は対象者を,栄養上のリスクが高く、食のタブーが存在しやすいと考えられる妊婦または妊婦経験のある女性としました。




↑調査の様子 答えてくれた女性達


難民の人々に「妊娠中に食べてはいけないものはありますか?」という質問に自由回答してもらったところ

・ブラウンビーンズ…固くて消化が悪く腹痛になるから

・コーヒー…健康に悪影響を及ぼすから

・オクラ…腹痛になるから

・甘いもの…子供が大きくなりすぎるから

と言った回答が得られました。

なかなか興味深いですよね。


この中のブラウンビーンズは、国連機関であるUNHCR(United Nations High Commissioner for Refugees)が難民たちに配布している食材でもあります。そのため,難民の人達に,ブラウンビーンズを食べてもらうよう,豆を柔らかく煮る方法など、栄養教育をしていく必要があると考えられます。

以上,今回はこのような研究をさせていただきました!

結果として,なかなか興味深い結果が得られましたが,6人と少ない人数を対象としているため,過大解釈に注意が必要です。


もう少し詳しい研究内容を知りたい方は,是非こちらを見てみてください。

ご意見をいただけると大変嬉しいです。


最後にまとめると,この記事で伝えたいことは、

・難民の人たちには栄養知識の面で課題がある

・研究という方法で国際協力に携われることもできる

ということです!


この記事を読んで,研究に少しでも興味が沸いた方がいれば嬉しいです。

ぜひ難民の栄養問題、みんなで解決していきましょう!



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