ウガンダでは3人に1人以上(35%)の女性が18歳を迎える前に出産を経験し、母親になっています。(2016年, ウガンダ人口保健調査)
そこで、「学校や他の機関は10代の母親が授乳を行いながら教育目標を追求することを奨励・支援すべきである」というテーマのもと、中学校でディベート大会を行いました。
Ayilo Secondary Schoolで、100人以上の生徒と2人の教師が参加し、活発な議論が繰り広げられました。
ディベートには賛成派と反対派がいて、それぞれの意見を述べました。
賛成派
- 授乳は母親と赤ちゃんに多くの健康上のメリットをもたらす。
- 教育は10代の母親に力を与え、将来の見通しを改善する手助けになる。
- 授乳と教育は経済的・社会的利益を生むため、10代の母親が目標を達成できるように支援することが重要。
反対派
- 10代の母親にとって、教育と育児を両立させることは社会的・文化的な障壁によって難しい。
- 経済的な困難や支援の欠如が、教育を続ける妨げになる。
- 学校に通いながら授乳することの現実的な難しさも懸念される。
このディベートは、10代の母親が直面する授乳と教育の両立に関する重要な問題を掘り下げる貴重な機会となりました。賛成派と反対派の意見を聞くことで、生徒たちはさまざまな視点からこの問題を考えることができました。
またディベートに積極的に参加した9人には学用品が贈られました。
今回のディベートを通じて、10代の母親が授乳しながら教育を受けることの重要性と、直面する困難について理解を深めることができました。

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