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【NILEプロジェクト】世界母乳育児週間イベントを行いました

毎年8月の第一週は、世界母乳育児週間です。WHOやユニセフ、各国政府や民間団体などが、世界各地で母乳育児の大切さを啓発する活動を行っています。私たちのプロジェクトでも、8月は特に母乳育児に焦点を当てた活動を実施しています。その一環として、先日アジュマニの行政機関や他団体と連携して、母乳育児啓発イベントを開催しました。


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当日は、まずブラスバンドによる演奏つきのマーチングでスタートしました。

アジュマニ県内で活動するパートナーたちが共に参加し、街の中心地を歩いて回りました。子どもたちも音楽や大人たちの大行進に引き寄せられたようで、一緒に歩く姿がみられました。

途中でアジュマニ県内最大のメインマーケットにも立ち寄り、マーケットで働く方や買い物に来た方々に向け、母乳育児の大切さについて演説が行われました。


その後、最終目的地となる県議会ホールでは母乳育児イベントが行われ、世界母乳週間の概要や、乳幼児の授乳状況、現在の取り組みなどが紹介されました。


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私たちのプロジェクトからも、劇の披露を行いました。

プロジェクトでは普段より、コミュニティの母親たちが演者となり、地域住民に向けて劇を上演しています。今回はその母親たちに、政府関係者やイベントに訪れた方々の前で劇を披露してもらいました。


子どもの人形やかまど、鍋、白衣などの小物も用意し、堂々と演じてくれました。その演技力には目を見張るものがあります。

劇は好評をいただき、ラジオ放送でも上演してみてはどうかというご意見もいただきました。


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母乳には大きな力があります。特に途上国と呼ばれるような国では、生後6か月までは母乳だけで育てることが推奨されており、赤ちゃんの成長と生存に必要なすべてが含まれています。

日本では粉ミルクという選択肢もありますが、ここでは入手が難しく、また衛生的で安全な粉ミルクを与えることも容易ではありません。

母乳は赤ちゃんのスーパーフードであり、衛生面に優れ、病原体から身を守ってくれる抗体も含まれています。そして、母乳は子どもの未来をつくる、大きな力でもあります。


母親が安心して母乳育児を継続できるよう、私たちも活動を続けていきます。


 
 
 

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